日本環境セラピー協会は、発足してはや3年目を迎えています。これまでに多くのジュニアセラピストを輩出してきました。現在、全国のセラピストの方々は各方面で、ご活躍 をされています。
環境セラピーは、医療福祉の現場において、「メンタルケア」の一助としても活用されています。医療福祉現場では、一人の患者に複数の専門家(医師・看護師・臨床心理士・ 作業療法士・精神保健福祉士など)がチーム体制で治療に携わっています。また社会復帰 へ向けてのリハビリテーションも家族やセラピスト、専門スタッフがチームで関わり負担 を軽減しながら、取り組んでいます。
環境セラピーは、先にお話ししましたように、状況に合わせて複数のセラピーを組み合わせながら、不快な症状を緩和していくセラピーですから「チームセラピー」とも呼ばれ ています。箱庭セラピーの先生とフードセラピーの先生が協力して、クライエントの心を ほぐし、生活を改善していく、あるいはクライエントの嗜好にあわせアートセラピーや文芸セラピーを組み合わせながら取り組んだりします。
現在、協会では海外のセラピーにも注目しており、協会認定のセラピストによる「世界 の環境セラピー事情」も随時、海外から発信し紹介していく予定です。日本のお香や茶道、 武道もセラピーに取り入れられています。世界中を探せばその時々に自分にあったセラピーは必ず見つかると思いますので、皆さんも気軽にセラピーを活用してください。
代表理事 近藤 未央
私たちを取り巻く生活環境(家庭・学校・職場・地域など)は日々変化が著しく、その変化に適応していくため、あるいは人間関係を繋げていくため、我々はずいぶん心と身体に負担を重ねています。
それを裏付けるかのように最近では心身症や神経症の有病率が増加の一途を辿っております。皆様の身近にも心の問題で辛い思いをされている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
医師や看護師、臨床心理士による医学的治療(薬物療法や精神療法、心理療法)だけでは、対応が追いつかないのが現状です。そこで「環境セラピー」によって、自分に適合するセラピーを組み合わせ利用することにより自己治癒力・自己免疫力を高め、病気になる前に予防することが大切となってきます。
環境セラピーは、人間が生まれながらにして持っている五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を働かせ、身近にある芸術、植物、フード、動物、言語など自分にとって心地よいものを通して身の回りの環境に変化を加え、認知行動を変容してまいります。
そのことによってストレスを軽減したり、消去したりすることができ、心と身体を健康で快適な状態に保つことができます。人は他人を自分の都合よく変えることはできません。
しかし自分自身を守るため考え方や行動を変え快適に過ごすことはできます。
日本環境セラピー協会は、今後も心の病の予防をめざし、心身ともに健康で快適な生活を応援するさまざまなセラピーのご紹介やナビゲーターとなるセラピストを多数輩出してまいります。
「病気の原因は、魂(自己)と人格(自我)との葛藤である」という言葉があります。
葛藤は苦しさを伴います。調和していくために、環境セラピーは非常に有効であると思います。
例えば箱庭療法を通じて自己と対話することで、人は変容していきます。セラピストはそれをサポートしてゆく人です。
セラピストとして学ぶことは、人間として学ぶことでもあります。誰かのためにではなく、まず自分自身のために、始めてみませんか。
日本環境セラピー協会
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代表理事
近藤 未央

